『Turning point』
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会社を出てすぐにタクシーを拾い、マンション近くのコンビニ前で降ろしてもらった。
コンビニで、とりあえず食べる物と飲み物を確保して自分の部屋に戻った。

玄関を開けて部屋に戻った安心感からか、一気に熱が上がった気がした。
立っているのも辛くなり、とりあえず玄関の鍵かけ、買ってきたスポーツ飲料を1本だけ取りだし、
ふらつきながらもどうにかベッドにたどり着く。

とりあえず着替え、ベッドに倒れ込んだ。
熱がどのくらい出ているのか解らない、でも、その熱のおかげで、もう頭痛が麻痺してきている。
この熱のおかげで、何も考えず深い眠りにつくことができる気がした。

そして、熱に浮かされながら、深い眠りに落ちた。



目が覚めると、暗闇だった。 時間がさっぱり解らない。
帰宅したのが確か13時ぐらい。 この暗さから、もう深夜になっている気がした。


まだ熱が引いていないのが解る。でも、体中が汗だくで、気持ち悪かった。
何も食べたくはなかったけれど、頭痛が戻ってきていたので、この頭痛だけでも押さえたかったから
とりあえず薬を飲むために何か口にすることにする。

まだ体の中に重りをつけられているようなだるさがあった。
熱のせいか、体中の節々まで痛みがはしるようになった。

起きあがり、時計を見ると、23時を過ぎていた。


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