【3部作:あとがき】
<<TOPに戻る

=あとがきと言う名の言い訳=

3部作の短編でしたが、まぁ、完結するまでに1年以上かかりましたねぇ。

いやいや、申し訳ないです。

本当は、もっと早く最終編を書く予定だったんですが、いやいや、これがなかなか。


でも、これ、当初とはラストが変わったんですよねぇ。

本当は、安易に最後、くっつけようと思っていて、プロットもその予定だったんですが、
書き始める前に、どうしても、その流れだと、書き始めることができなくて。

どこか、違うなぁ〜って思っていた訳で。


たぶん、最初、メビウス〜と、Pandra〜を書き始めた時、すれ違っていても
運命ってのは、くっつくもんなんだ〜っていう事を書きたかったと思うんですよ。

でも、なんか、そんなものは書きたくなくて、恋愛ってタイミングってのがほんと重要で、
それを逃すと、もう2度とやってこないことが多くて。

自分も、昔の恋愛で、ずっと自分が取った行動に後悔し続けて、
何年も何年も、ずっとずっと引きずって、もう恋愛なんてできないって思いこんでいて。

あぁー、気がつけばこんな歳です(苦笑)


でも、今思えば、その悔やみ続けた数年、ずっと昔ばっかり振り返っていて
いやぁー、もったいなかったなぁーって思ったりもするんですよ。

それに、この話に似たような事も、実際あったりもしたんですよ。


いいなぁーって思った人がいて、知り合っていくうちに、かなり傾いていたんだけど
その子は、相手ができたばっかりで。

その頃、自分は前の恋愛で、自分の事を全否定されていたから
人に好かれる資格なんてない、恋愛なんてできっこないって思いこんでいて。

それを、その子にぶつけていた事が多くて。


それからしばらくして、告白された人と付き合うことになったって言われて。
どこかショックで、でもどこか仕方ないよなぁーって思って、無理矢理納得して。


で、数年後、その子と飲んでいる時に、”実は、あの頃、あなたの事気になっていたんだよ?”
といわれ、えぇー!って感じで(乾笑)

今だから言えるけどねぇーって、笑い話で終わりましたけどね。

あのとき、少しでも踏み出していたら、何か変わっていたのかな?って思ったりしました。
でも、そういう時って、そうなったとしても、うまくいってなかったんだろうなぁ〜とも思ったりもして(苦笑)


だから、これ書きながら、そのときの事も思い出しつつ、
タイミングを逃して、後悔して後ろ向きになるよりも、次は後悔しないように前を向けたらなぁ〜という
まぁ、自分への激でもあったりするわけで。

なので、終わり方がこういう形になりました。

どんな悲しい辛い事も、いつか思い出になって、懐かしめるといいなという思いも込めました。


まぁ、何はともあれ、何かときめきってのがあるといいですねぇ。 あぁ〜、春は遠い(笑)